関西支部の劇評紙「act」

再スタート第25号の原稿募集

「act」再スタートとして第25号を今秋発行するにあたり、下記要領で原稿を募集します。会員の皆さんはもちろん、非会員の方で関心をお持ちの方に投稿をおすすめください。
下記要領にも記載の通り、20号以降と同様、ウェブ版に全文を掲載し、紙媒体に冒頭の一部分を掲載するというスタイルをとります。

■締め切り 8月31日(金)
■執筆要領 このページ下の「投稿ガイド」をお読みください。

■募集原稿
(1) 【特集】関西の舞台芸術の現在
ここ数年間の関西の演劇、舞踊等の状況、特筆すべき作品や劇団・カンパニー、個人について等、自由にお書きください。
特に
「深津演劇祭を振り返る」
「劇場問題」
「演劇の新世代」
「ダンスの新世代」
といったテーマを歓迎します。

(2) 自由原稿
・公演評
・書評
・追悼
・近況
・雑感
・その他

ご質問等は、編集担当の上念まで(jonen-shozo★nifty.com)★を@に変えてください

以上(2018.6.25)

再スタートに当たっての投稿ガイド

「act」の再スタートに当たり、以下の通り投稿ガイドを定めましたので、ご一読の上、ふるってご投稿ください。

編集・発行/国際演劇評論家協会(AICT)日本センター関西支部
編集人/上念省三
[2018年6月25日現在]

◇◇投稿ガイド◇◇
■投稿資格
 AICT会員
 非会員も投稿可能。編集部で審査のうえ、掲載します。
■使用言語
 原則として日本語
■投稿内容
 劇評、時評・発言、海外演劇紹介、書評などで、関西地区で上演された舞台芸術に関連した内容のものを歓迎します。
■字数
 特に制限しませんが、特集原稿は8,000字以内、自由テーマ・劇評等は6,000字以内、を目安とします。別途著者プロフィールを200字以内で付けてください。
■仕様
 全文はウェブに掲載、冒頭一部分を紙媒体として発行します。
 横書きで、ウェブでの閲覧を考慮して、改行を多めにする、章立てを行うなど、読みやすさに留意してください。
公演データ、引用・参考文献等の注釈は、末尾にまとめてください。
 完全原稿でお出しください。
■料金
 掲載料は無料です。原稿料はお出しできません。
■写真
 写真の掲載が必要な場合は、原則として執筆者が主催者に連絡の上、手配してください。撮影者クレジットを確認、明記してください。
■著作権は執筆者に属します。転載、単行本収録に当たっては、編集部あてご一報ください。
■その他
 原稿以外に、会員動静の欄を設けます。著書・論文の執筆、研究会の開催、異動等の動向もお寄せください。
■投稿
 電子メールでのみ受け付けます。タイトルに「act投稿原稿」と明記してください。原稿には氏名(筆名使用の場合は本名も)、連絡先、所属(職業)を明記してください。
■宛先
 aict.act2018★gmail.com(★を@に変えてお送りください)
 プレーンテキストの添付ファイルでお送りください。トラブルを避けるため、必ず投稿原稿は別途保存しておいてください。受領確認メールが数日中に届かなかった場合は、再送またはほかの方法で連絡を試みてください。
■編集担当
 上念省三(jonen-shozo★nifty.com)
以上(2018年6月25日)

 

編集・発行/国際演劇評論家協会(AICT)日本センター関西支部
編集長/中西理
編集人/古後奈緒子・正木喜勝
デザイン/松本久木(MATSUMOTOKOBO Ltd.)
[2012年1月31日現在]

「act」リニューアルのことば

8月発刊の20号から、AICT国際演劇評論家協会日本センター 関西支部長を務める私(中西理)が編集長となり、新体制で同センター 関西支部の演劇批評誌「act」をリニューアルすることになりました。
リニューアルにともないエディトリアルデザインを気鋭のデザイナー、松本久木氏が担当、シンプルでシャープなものに一新しました。さらに今回この公式ウェブサイトも立ち上げ、紙媒体に収録しきれなかった部分も完全掲載、フリーペーパーとネットの両輪により展開していきます。
AICT日本センター関西支部の会員による劇評誌であることはこれまで通りなのですが、いままで以上に新たな若い書き手の発掘・育成を手掛けていきたいと考えています。
東京ではポストゼロ年代ともいわれる2010年以降、ままごとの柴幸男、柿喰う客の中屋敷法仁ら若手の演劇人の台頭など新たな動きが目立ち、そうしたビビッドな動きを批評する新たな書き手も現れ、演劇を巡る言論の場が大きく変容しつつあります。
関西でも同様の動きが作り手のなかから現れているのに対し、それを批評する書き手はまだまだ不足しており、批評の場は立ち遅れているのが実情です。ネット媒体なども発達した現在、「書く気があればどこにでも書けるの」も確かですが、特に若いうちは「活動の場」も大切で、その一翼をこの新生「act」が担えればと考えています。
[2011年8月1日]

中西理(AICT国際演劇評論家協会日本センター 関西支部長)

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act(あくと)創刊のことば

劇評家で作る組織AICT(国際演劇評論家協会)日本センター関西支部で劇評誌を発行することになった。関西支部のメンバーは現在十三名だが、みんな無類の芝居好き。関西の演劇・パフォーマンス、舞踏などの上演状況を広く、細かに紹介することで、劇場に足を運ぶ人の数が増えればこれに勝る喜びはない。
雑誌のタイトルは『act』(あくと)とした。あくとは劇やオペラの「幕」、寄席やショーの「出し物」といった意味だが、広く舞台上の演技や芝居そのものを表す言葉でもある。もちろん「行為」「行動」が原義なのだが、演劇を鑑賞し、評論するという発信行為をこの雑誌を通して続けていきたい。actはまた私たちの組織「アソシエーション・オブ・シアター・クリティク」の略称でもある。
レパートリーに入った10数本の作品をシーズンを通して日替わりで上演するヨーロッパでは、劇評を見て観劇する人も多い。おのずと劇評家にも高い地位が与えられる。芝居の初日は観客席に劇評家や文化人がずらりと並ぶ緊張の日だ。劇評家は独自の演劇観、独自の文体で評論を展開し、一つの文学・読み物としても読ませる。劇評集を出版し、時代を越えて読まれる劇評家も少なくない。
黄金の20年代と呼ばれるワイマール共和国の時代、ベルリンは世界演劇の首都であった。演出家のラインハルトとイェスナーのみならず、劇評の世界でも大御所アルフレート・ケル(ベルリン日刊新聞)と若手ヘルベルト・イェーリング(ベルリン株式速報新聞)が火花を散らしていた。初日の幕がはねると、近くのカフェや飲み屋で夜を明かし、朝の6時ごろに配られる新聞の劇評をむさぼるように読んだ人も多いという。
日本では劇評が出たころには芝居が終わっていることが多い。劇評が一種の文化現象になるような時代は遠い先のことかもしれない。だが少なくとも多くの人を劇場にいざなうような劇評誌を、皆さんに届けたいと思う。もちろん私たちが目指すのは創造者と真摯に向き合い、互いに刺激し、高めあう創造的なコラボレーションである。歩み始めたばかりのactを、リニューアルした全国誌シアターアーツともども暖かく見守ってほしい。
[2004年5月31日]

市川明(AICT日本センター関西支部長。大阪外国語大学教授)[編集注:肩書きは2004年当時]