シアターアーツ賞

国際演劇評論家協会(AICT)日本センターは、演劇批評に新しい地平を拓く気鋭のために「シアターアーツ賞」を設け、新進による未発表の演劇・ダンス評論応募作より特に優秀と認められる作品を顕彰しています。
第一回(1996年)

大賞
野村幸弘「土方巽と日本美術」
佳作
猪俣哲史「演劇ゲームの地平」
川水美穂子「劇的なる女、白石加代子-アングラ演劇における女優像」
北野圭介「ポストモダニズムを射抜く-ミクスト・メディア・シアター」

第二回(1997年)

佳作
渡辺信也「三谷幸喜論-対話なき世代への慰藉」
横山義士「演劇と平田オリザ」

第三回(1998年)

受賞作・佳作なし

第四回(2000年)

佳作
新野守広「ベルリンをめぐる二人の劇作家-平田オリザと川村毅」

第五回(2001年)
大賞
古後奈緒子「アクション芸術の現在形-クリストフ・シュリンジンゲンジーフのパフォーマンス・プロジェクト『オーストリアを愛してね!』」
第六回(2002年)
佳作
いまむらめぐみ「作・演出野田秀樹『贋作・桜の森の満開の下』-国家権力の問題を巡って」
第七回(2003年)
大賞
永野曜一「『名のり』と『名付け』-秋元松代論」
佳作
坂原真理「演劇は語られているか-ラシーヌとシェイクスピア」
第八回(2004年)
佳作
丸田真悟「平田オリザの、あるいは平田オリザと、観客——『参加する演劇』をめぐって」
第九回(2005年)
大賞
塚本知佳「『処女』の喪失と維持-『終わりよければすべてよし』におけるセクシュアリティの力学」
佳作
長岡彩子「何が歌舞伎か-串田版と歌舞伎版の『夏祭浪花鑑』
森井マスミ「救済という絶望-サラ・ケイン『渇望』を中心に」
第十回(2006年)
佳作
森井マスミ「虚に咲く実の花一輪-唐組『カーテン 電子城IIより』
霜康司「ドキュメンタリー・シアターを巡って-闘う演劇」
第十一回(2007年)
佳作
水牛健太郎「『ソウル市民』三部作を見て」
長岡彩子「木偶と肚-文楽人形遣い・吉田玉男の芸」
第十二回(2008年)
佳作
嶋田直哉「語られぬ「言葉」たちのために-野田秀樹『ロープ』を中心に」
第十三回(2009年)
受賞作・佳作なし
第十四回(2010年)
受賞作・佳作なし
第十五回(2011年)
佳作
吉田季実子「ミュージカル・蜘蛛女のキス劇評:蜘蛛女の操る幻想―『心配しないで。この夢は短いけれど、幸せの物語なのだから』」
第十六回(2012年)
受賞作・佳作なし
第十七回(2013年)
大賞
堀切克洋「翻訳(不)可能な文化をめぐる旅-ジャン=ミシェル・ブルュイエール『たった一人の中庭』」
佳作
關智子「部外者であるということ-ハビマ劇場『ヴェニスの商人』劇評」
第十八回(2014年)
佳作
宮川麻理子「せめて鋳型に鉄を流し込むようにその踊りの形の中に自分を流し込むことによって」──川口隆夫『大野一雄について』評
第十九回(2015年)
大賞
柴田隆子「不変に挑む普遍的「物語」――She She Pop『春の祭典―She She Popとその母親たちによる』」
佳作
末廣久児 「平成花形歌舞伎論 ――歌舞伎界の鍔際」
第二十回(2016年)
佳作
大矢未来「アヒム・フライヤー演出『ドン・ジョヴァンニ』と野田秀樹演出『フィガロの結婚』-東西のモーツァルト・オペラの二言語上演の現在」
森麻奈美「共同体なきものの共同体へ-『わたしたちになれなかった、わたしへ』」
第二十一回(2017年)
受賞作、佳作とも該当作なし
第二十二回(2018年)
大賞
該当作なし
佳作
高須賀真之氏「贅沢貧乏『フィクション・シティー』における断片性の詩学 ―あるいは「物語」からの離脱―」
第二十三回(2019年)
大賞
該当作なし
佳作
藤城孝輔「木偶(でく)のあらがい――舞台化された『豊饒の海』」
第二十四回(2020年)
大賞、佳作とも該当作なし
第二十五回(2021年)
大賞
河内渚「『バッコスの信女-ホルンスタインの雌』-<男>の論理の脱構築と二項対立の罠」
佳作
該当作なし
第二十六回(2022年)
大賞
該当作なし
佳作
関根遼「村川拓也『事件』 ─日常化する非日常を上演する─」