思考の種まき講座《18》

国際演劇評論家協会(AICT)日本センターでは、毎月、座・高円寺で演劇講座を開催しております。3月は河合祥一郎さんをお迎えして、シェイクスピアと狂言についてお話を伺います。


劇カフェ「シェイクスピア×狂言」

ゲスト:河合祥一郎
聞き手:山本健一・小田幸子



【日時】2023年3月12日(日)16~18時
【会場】座・高円寺「けいこ場」(地下2階)
【参加費】一般=500円(会員・学生=無料) *当日清算
【予約フォーム】 https://forms.gle/LXmNuLb5FRJ9tSFr7
※予約優先。「予約フォーム」または、下記「問合せ」メールアドレスからご予約ください。(メールの場合、件名に「劇カフェ」とご記入の上、お名前・人数・日中のご連絡先TELを明記してください。)
【問合せ】aictjapan@gmail.com
【主催】国際演劇評論家協会[AICT]日本センター http://aict-iatc.jp/
【協力】NPO法人劇場創造ネットワーク/座・高円寺


AICT会員から専門分野の話をトーク形式でうかがう「劇カフェ」。
今回は、シェイクスピアがご専門の河合祥一郎氏をお招きしました。
シェイクスピア上演台本の翻訳を中心に、文楽や新作狂言の脚本、Kawai Projectにおける新訳と演出と、その活動は演劇の現場に広がっています。
世田谷パブリックシアターで上演した『国盗人』・『マクベス』ほか、狂言師・野村萬斎氏との共同作業を手がかりに、シェイクスピアと狂言、古典劇と現代劇、東洋と西洋など、多彩な対立項をはらんだ「日本におけるシェイクスピア上演」について、たっぷりお話しいただきます。


河合祥一郎(かわい・しょういちろう)さん
東京大学教授。ケンブリッジ大学と東京大学より博士号取得。著書に中公新書『シェイクスピア~人生劇場の達人』、サントリー学芸賞受賞作『ハムレットは太っていた!』(白水社)ほか。2003年の野村萬斎主演『ハムレット』からシェイクスピア新訳をスタート。その後、萬斎師とは『国盗人』(2007初演、2009再演)、『マクベス』(2010初演、2013再演、2014再再演、2016四演)、新作狂言『根日女』脚本(2015)、リーディング『アテネのタイモン』(2019)、リーディング『ハムレット』(2022)、『ハムレット』(2023)(以上いずれも萬斎演出)、狂言英語字幕、蜷川演出『ファウストの悲劇』(2010)でご一緒した。Kawai Projectを企画して演出も手がけ、2019年第11回小田島雄志・翻訳戯曲賞特別賞を受賞。作・演出の『ウィルを待ちながら』は2022年6月シビウ国際演劇祭に招聘された。2023年7月1日~11日、早稲田どらま館にて新作『悪い仲間』(作・演出)上演予定。

山本健一(やまもと・けんいち)さん
演劇評論家。1944年東京生まれ。朝日新聞学芸部で文化・演劇を担当。東京本社編集委員を経て退職。国際演劇評論家協会(AICT)日本センター前会長。朝日新聞夕刊他で演劇評を執筆している。著書に『劇作家秋元松代ー荒地にひとり火を燃やす』(AICT演劇評論賞)。

小田幸子(おだ・さちこ)さん
能・狂言研究家。博士(文学)。第39回観世寿夫記念法政大学能楽賞受賞。専門は能・狂言の作品研究と演出史。新作や復曲のドラマトゥルク、講演、解説、批評など研究と舞台をつなぐ活動も行っている。AICT会員・シアターアーツ編集員。