思考の種まき講座《7》人形劇人的な、あまりに人形劇人的な

国際演劇評論家協会(AICT)日本センターでは、毎月、座・高円寺を会場として演劇講座を開催しております。2022年4月は、講師にプーク人形劇場の山口遥子さん、ゲストにチェコ・プルゼニ州立アルファ人形劇場代表のヤクブ・ホラさんを迎え、人形劇の最前線について話していただきます。

(※3月23日追記)追加ゲストとして、ニューヨーク市立大学ハンターカレッジ教授のクラウディア・オレンスティンさんにもご参加いただけることになりました!アメリカ人形劇界の最新情報を報告していただけるそうです。

「思考の種まき講座 第7回」@座・高円寺

テーマ:人形劇人的な、あまりに人形劇人的な
講師:山口遥子(プーク人形劇場)
ゲスト:ヤクブ・ホラ(チェコ・プルゼニ州立アルファ人形劇場代表)

日時:2022年4月10日(日)16:00~18:00
場所:座・高円寺 地下3階 稽古場②

概要:
「演劇人」と同じく、「人形劇人」という言葉もあります。私もその1人ですが、「演劇人」よりもたぶん更に少しもの悲しく、たぶん更にお金も名誉もない、しかし同じく気骨溢れるかっこいい人たちなのです。私がこれまで出会って衝撃を受けた国内外の個性溢れる人形劇人たち一人一人にフォーカスしつつ、現代人形劇の不思議な世界に皆さんをお誘いしたいと思います。20世紀の日欧人形劇交渉史という私の専門領域も少しお話ししたいですが、それよりも聞いて役に立つであろう、日本とヨーロッパでいま良い人形劇を見るためのプラクティカルな情報をできる限りお伝えします。後半には、現代チェコ人形劇界をしょって立つ一人である制作者ヤクブ・ホラさんをお迎えして、チェコ人形劇の最新状況を聞き出します。

出演者プロフィール:
山口遥子(やまぐちようこ)

プーク人形劇場で制作、ドラマトゥルク、グラントライターをしつつ、日本とドイツ語圏の20世紀人形劇史を研究。日本学術振興会特別研究員(PD)、早稲田大学非常勤講師。昨年人形劇の国際制作などを支援するNPO法人Deku Art Forumを立ち上げた。

ゲスト:ヤクブ・ホラ(Jakub Hora)

チェコ・プルゼニ州立アルファ人形劇場代表。プラハ芸大人形劇科卒業後、リベレツ市立ナイブニ人形劇場、国際アニメーションフェスティバルANIFEST監督などを経て現職。チェコUNIMA及びチェコASSITEJ委員。ユーリ・ノルシュテインの書籍出版、イジー・トルンカの展覧会なども手がける。

ゲスト:クラウディア・オレンスティン

ニューヨーク市立大学ハンターカレッジ教授。20年近くにわたり米国とアジアの現代・伝統人形劇について執筆。近著に、Women and Puppetry、The Routledge Companion to Puppetry and Material Performance(共編著)など。マーティン・E・シーガル演劇センターがUNIMA-USAと共同で発行する人形劇・仮面劇・関連芸術のオンラインジャーナル「Puppetry International Research」編集長。

主催:AICT国際演劇評論家協会日本センター
協力:座・高円寺
後援:チェコセンター東京

参加費:AICT会員および学生は無料。一般の方は500円。

予約・問い合わせ先: aictjapan@gmail.com