国際演劇評論家協会(AICT)日本センターでは、毎月、座・高円寺で演劇講座を開催しております。4月は、シリーズ講座〈観客を創る〉の第一回として、山の手事情社の安田雅弘さんをお迎えして、お話をうかがいます。
シリーズ講座〈観客を創る〉
演劇活動の現場から――安田雅弘さん(山の手事情社)と考える
[日時]2023年4月16日(日)16:00~18:00
[会場]座・高円寺 けいこ場(地下3階)
[参加費]一般=500円(会員・学生=無料) ※当日清算
[予約フォーム]https://forms.gle/24BqjXvgGpskZsR28 (予約優先)
[問合せ]aictjapan@gmail.com
主催:NPO法人劇場創造ネットワーク/座・高円寺
協力:国際演劇評論家協会[AICT]日本センター
(*本シリーズは、4月・9月・12月・3月を予定しています。)
「私たちはどんな場合でも、劇を半分しか作ることができない。あとの半分は観客が作るのだ。」(寺山修司)
来年、結成40周年となる山の手事情社は、ルーマニア・シビウ国際演劇祭での招聘公演をはじめ、国内外で数多くの公演を行ってきました。
現在は、大田区に本拠地を構え、大人と子どもが一緒に楽しめる作品や『馬込文士村 空想演劇祭』などの地域と連携したプログラム、また、演劇関係者のみならず教育関係者も参加するワークショップなど、多彩な演劇活動を展開しています。
さまざまに活動していく中で、どのような「創客」があったのか。約40年の演劇活動から、〈観客を創る〉とはどのようなことか、さらに演劇の公共性についてお話をうかがいます。
安田雅弘(やすだ・まさひろ)さん
演出家、劇団 山の手事情社主宰。1962年東京生まれ。早稲田大学卒業。1984年劇団 山の手事情社を結成。《四畳半》と呼ばれる独自の演技・演出法を貫く先鋭的な劇団として注目される。国内だけでなく、海外での評価も高く、2012年にはルーマニア国立ラドゥ・スタンカ劇場の委嘱による演出作『女殺油地獄[A JAPANESE STORY]』(原作:近松門左衛門)が同劇場のレパートリー作品となる。同年、フランス国立高等演劇学校コンセルヴァトワールでマスタークラスのワークショップを実施。《演劇的教養》の敷衍にも力を注ぎ、委嘱公演の演出、各地でワークショップの講師、桜美林大学非常勤講師、全国高等学校演劇大会などのコンクールの審査員をつとめる。シビウ国際演劇祭で「特別功労賞」を受賞。著書『魅せる自分のつくりかた〈演劇的教養〉のすすめ』(講談社選書メチエ)他。