●巻頭言
森山直人 《生身》というオブセッション
●劇評
市川明 ブレヒトの教育劇の上演
正木喜勝 国歌斉唱と自己不確定-上品芸術演劇団『まじめにともだちをかんがえる会の短い歴史』
松本和也 様式・反復・郷愁、あるいは<私探し>の演劇的描法-少年王者館『I KILL』
●関西ダンス時評
中西理 寺田が見せた「超人形」としてのヒロイン像-砂連尾理・寺田みさこ「I was born」
●時評・発言
出口逸平 野田秀樹と「群衆」
瀬戸宏 演劇と時代の感性-曹禺『雷雨』試探
森平崇文 《七十二房客》と滑稽戯の現状-日本公演を終えて
●海外演劇時評
堀田光規 『湖上の夢舞台』
●演劇書評
林公子 歌舞伎の劇評とはなにか、という問いかけ-権藤芳一「『増補版』近代歌舞伎劇評家論」
●編集後記