act2号・前半

●第9回AICT演劇評論賞決定のお知らせ ◎ 受賞者:斎藤偕子氏 受賞作:『黎明期の脱主流演劇サイト』(鼎書房) ◎ 受賞者:佐伯隆幸氏 受賞作:『記憶の劇場 劇場の記憶』(れんが書房新社)  (順不同)
国際演劇評論家協会(AICT)日本センターでは、演劇・ダンスの優れた批評を顕揚し、その発展を図るために、1995年より毎年、1月から12月までに刊行された単行本、活字になった演劇評論を対象にしたAICT演劇評論賞を設けております。AICT会員全員へのアンケートを実施し、推薦された作品の中から得票数の多い作品を選び、選考委員会において受賞作を決定しています。第9回の今年は上記二作が受賞作に決定いたしました。今回の選考委員は、石井達朗、今村忠純、高橋豊、松岡和子(五〇音順)の4名のAICT会員です。 受賞者プロフィール 斎藤偕子 ニューヨーク大学大学院修士課程卒業。現在、日本橋学館大学教授。専門はアメリカ演劇、現代演劇理論・批評。著書に『境界を越えるアメリカ演劇』(共著、ミネルヴァ書房)ほか。 佐伯隆幸 現・(黒テント)創立の一員としてアングラ期の「演劇の運動」に携わった。現在は演劇評論家、学習院大学教授。著書に『「20世紀演劇」の精神史』(晶文社)ほか。 以上、どうか、日本の演劇・ダンス批評の発展のため、おとり上げいただければ幸いです。 ●第8回シアターアーツ賞選考結果のお知らせ
受賞作:なし
佳作受賞者:丸田真悟氏 佳作受賞作:「平田オリザの、あるいは平田オリザと、観客——『参加する演劇』をめぐって」  国際演劇評論家協会(AICT)日本センターでは、演劇批評に新たな地平を拓く気鋭のために、「シアターアーツ賞」を設け、新進による演劇・ダンス評論応募 作から特に優秀と認められた作品を顕彰しています。第8回シアターアーツ賞受賞作は残念ながらありませんでしたが、佳作として、丸田真悟氏の「平田オリザの、あるいは平田オリザと、観客——『参加する演劇』をめぐって」が選ばれました。 今回の選考委員は、内田洋一、太田耕人、七字英輔、立木2004-08-09 03:15:06″