「新国立劇場 芸術監督“交替”問題とは何か」
4月から始まった「劇評講座」の第6回は、劇作家・演出家の永井愛さん(二兎社)をゲストにお招きします。
永井さんは最近、新国立劇場の芸術監督“交替”に関して、重要な発言をされました。すでに新聞等でも報道され話題になっていますが、同劇場の理事長が独断的ともいうべき行動で、演劇の創造現場に介入してきたのです。これは芸術家の権利と尊厳にも関わる問題でもあり、今後の文化行政に抜き差しならない波紋を呼ぶことが予想されます。
この機に、芸術監督制度とは何か、文化行政と創作家はどう向かい合うべきか、国家と演劇はどのような関係を持つべきなのか、といった根源的な問題について議論したいと思います。
パネラーには、永井愛さんの他、新聞ジャーナリズムの最前線で取材を続けられている高橋豊氏(毎日新聞)、山口宏子氏(朝日新聞)を加え、多角的な議論を予定しています。(司会・進行=西堂行人)
なお今回は公開トークとなります。受講生以外の方でも参加できますので、ぜひ会場まで足をお運びください。
■日時;2008年9月14日(日)18:30〜20:30
■会場;せたがや文化財団 セミナールーム(世田谷パブリックシアター5F)
■パネラー;永井愛(劇作家・演出家/二兎社)、高橋豊(毎日新聞専門編集委員)、山口宏子(朝日新聞論説委員)
■申し込み先;(03)5432-1526
※人数の限りがありますので、入場できない可能性があります。必ず予約をお願いいた します。
■参加料;1000円
■主催;AICT(国際演劇評論家協会)日本センター+「シアターアーツ」編集部
■提携;世田谷パブリックシアター