第8回タリア賞受賞記念シンポジウム「鈴木忠志をめぐって」)
この度、国際演劇評論家協会[AICT]が主催する、第8回タリア賞に鈴木忠志氏が決定いたしました。つきましては、授賞式および記念のシンポジウムをオンラインにて開催いたします。
本来は、2020年にスロバキアのブラチスラバでの授賞式を予定しておりましたが、感染症の影響により延期となり、今回のオンラインでの授賞式の運びとなりました。
今回のシンポジウムには世界各地から、演劇批評家・演劇研究者が参加します。
身体活動がいやおうなく制限される現在、究極的な演劇的身体を生み出す鈴木演劇からますます目が離せません。鈴木忠志氏の長年の活動が、世界の演劇に与え続けている多大な影響について、各国からの視点で語られる貴重な機会です。ぜひご参加ください。
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[日時] 2021年4月16日(金) 21時~
[リンク] AICTのWebマガジン「クリティカル・ステージ」のフェイスブックの
以下のリンクからご参加ください。
https://www.facebook.com/Critical-StagesSc%C3%A8nes-Critiques-The-IATC-journalRevue-de-iAICT-810215429163573
※ 事前登録は不要です。
※ プログラムの詳細は、以下をご覧ください。
※使用言語は英語です。
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タリア賞は、国際演劇評論家協会[AICT]が、その活動において舞台芸術・演劇批評に大きな影響を与えた人物を顕彰するために創設された賞です。隔年ごとに開催され、これまで、エリック・ベントレー氏(アメリカ)、ジャン=ピエール・サラザック氏(フランス)、リチャード・シェックナー氏(アメリカ)、カピラ・ヴァチャヤン氏(インド)、ユージェニオ・バルバ氏(デンマーク)、フェミ・オソフィサン氏(ナイジェリア)、ハンス・ティース・レーマン氏(ドイツ)が受賞されています。
受賞者には、ギリシャ神話のタレイアの顔がついた銀の杖が贈呈されます。本年は、ルーマニアの舞台美術家ドラゴシュ・ブハジアール氏が作成による、ルーマニアの批評家たちからの贈呈品となっております。
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【シンポジウム・プログラム】(敬称略)
■タリア賞授賞式 (30分)
[開会の辞]マルガレータ・ソレンソン(スウェーデン/国際演劇評論家協会[AICT]会長)
[挨拶]穴澤万里子(日本/国際演劇評論家協会[AICT]理事)
[祝辞]アン・ホガート(アメリカ) 「鈴木忠志を讃えて」
[受賞者挨拶] 鈴木 忠志
■第1パネル (60分) ――理論と文化を横断する対話
・[司会]サヴァス・パッサリティス (ギリシャ)
・アリソン・フィンドレー (イギリス) 「技能と精神」
・リ・シュウレ(中国) 「鈴木忠志著 『文化は身体だ』における演劇理論の現代的意味」
・ペネロペ・チャジディミトリオウ (ギリシャ)
「鈴木忠志――ギリシャ古典の再創造する、戦後日本のアイデンティティの再創造する」
・内野 儀(日本) 「脱植民地性について――日本における鈴木忠志」
〈討論〉
■【映像】鈴木忠志の仕事(15 min) (映像制作=SCOT)
■第2パネル(60分)――実践と文化を横断する対話
・[司会]ディーパ・パンジャニ (インド)
・アナ・ウルフ(アルゼンチン) 「いかに技芸の核心に近づき、離れるか?」
・ディアナ・ミロシェビッチ (セルビア) 「演劇テクニックの力」
・アクシャイ・ガンディー (インド) 「鈴木メソッドの身体訓練によって
インドの都市風景における“Working-in-Theatre”の文化を発見する」
・オクタヴィアン・サイウ (ルーマニア/ニュージーランド)
「場の感覚――鈴木忠志、利賀、演劇の本質」
〈討論〉
■閉会の辞 (15 min)
・イヴァン・メデニカ (セルビア/国際演劇評論家協会・シンポジウム実行委員長)
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【クリティカル・ステージ・ホームページ】 https://www.critical-stages.org/
【国際演劇評論家協会[AICT]ウェブサイト】
*ホームページ
AICT-IATC | International Association of Theatre Critics (aict-iatc.org)
*プログラム詳細
Tadashi Suzuki, Thalia Prize and IATC Conference (aict-iatc.org)
*鈴木忠志氏・タリア賞受賞
The 2020 Thalia Prize: Tadashi Suzuk