関西支部の機関誌「Act」の臨時増刊号が公開されました。2021年12月5日、大阪大学でオンライン開催された日本演劇学会研究集会パネルセッション「アイホール問題を考える」の記録です。
こちらのリンクからご覧ください。
関西支部の機関誌「Act」の臨時増刊号が公開されました。2021年12月5日、大阪大学でオンライン開催された日本演劇学会研究集会パネルセッション「アイホール問題を考える」の記録です。
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国際演劇評論家協会(AICT)日本センターでは、毎月、座・高円寺を会場として対面による演劇講座を開催しております。第5回目となる2022年2月は、吉原ゆかりさんをお招きして、シェイクスピアとマンガ表現についてのお話をお聞きします。
場所:座・高円寺けいこ場②(地下3階)
日時:2022年2月20日(日)16時~18時
参加費:AICT会員と学生は無料、一般の方は500円。
連絡・申込み先:aictjapan@gmail.com
[吉原さんより]
シェイクスピアのよいところは、ユーザーたちが自分たちのいいように(というのは、自分の問題意識を反映させて、ということだが)いじれるところ。映画、漫画、アニメ、ドラマ、CM、コスプレ、舞台の、すでにこれはシェイクスピアではないのではないかと思えるほどに、大胆に使いまわされたシェイクスピアの諸例を見る(例:いのうえひでのり『メタルマクベス』=『マクベス』+『リチャード三世』+手塚治虫『バンパイヤ』+大友克洋『アキラ』など)。
講師:吉原ゆかり
筑波大学教員。論文に、「これ、シェイクスピア、マジで?」(『異文化理解とパフォーマンス』春風社)、「どっちだってグローカル-漫画/mangaとシェイクスピア」(『女性マンガ研究』青弓社)など。
ゲスト:真崎春望(さなざき はるも)
漫画家として40年。歴史、ファンタジーを中心に映画、オペラ、小説のコミカライズなど400タイトル以上手掛けた。(シェークスピアはマクベス、ロミオとジュリエットと真夏の夜の夢を漫画化している)。
聞き手:松山響子
駒沢女子大学教員。論文に「エドマンド・キーンの『ベニスの商人』『リチャード三世』―1814 年以降のキーン批評と観客から の受容―」、「シェイクスピアの『十二夜』を現代風に読む—読みやすい入門編?ラノベ型『十二夜』—」など。
第4回思考の種まき講座を開催します。
演出家・翻訳家であり、新国立劇場・演劇部門の芸術監督の小川絵
【日時】2022年1月30日(日)18:00~20:00
【会場】座・高円寺 けいこ場2(地下3階)
【参加費】一般=500円(会員・学生=無料)。
【予約・問合せ】aictjapan@gmail.com(予約
*当日は、感染症予防対策にご協力ください。
*開催の変更がある場合は、国際演劇評論家協会[AICT]日本
主催:国際演劇評論家協会[AICT]日本センター
http://aict-iatc.jp/
協力:NPO法人劇場創造ネットワーク/座・高円寺
『国際演劇年鑑2022』特集企画「紛争地域から生まれた演劇13」The 24 Hour Plays『Viral Monologues』(2020)より5編(翻訳=月沢李歌子)
海外戯曲を紹介するITI主催の「紛争地域から生まれた演劇」シリーズ。
今年もAICTは協力団体として参加しています。
13回目を迎える今年は、コロナ下のアメリカで生まれたオンライン演劇『Viral Monologues』が紹介されます。
24時間以内に作品をつくって公演するニューヨークのプロデュース集団The 24 Hour Playsが手がけるもので、劇作家が俳優のために18時から翌朝9時までにモノローグを書き、俳優が9時から18時までの間に演じてスマートフォンなどで撮影、18時から15分おきに各モノローグを配信するという形で現在進行形で行われています。
1. 無敵の私たち(Invincible)
作=ジェシカ・ブランク、エリック・ジェンセン(Jessica Blank and Erik Jensen)
出演=土井ケイト
2.発信者不明(Unknown Caller)
作=ダン・オブライエン(Dan O’Brien)
出演=後藤佑里奈(劇団俳優座)
3.今回の旅行(This Trip)
作=チャーリー・オリアリー(Charlie O’Leary)
出演=熊川隆一(劇団ラッパ屋)
4.なによりつらいこと(The Hardest Part)
作=ハワード・シャーマン(Howard Sherman)
出演=平田満(アル☆カンパニー)
5.訪ねてきてくれてありがとう(Thank You for Visiting Me)
作=ジュ・イー(Zhu Yi/朱宜)
出演=井上加奈子(アル☆カンパニー)
(上映順未定)
【上映会】
◎日時
2021年12月11日(土)14時〜15時半
2021年12月12日(日)14時〜15時半
*各日20席限定
*配信は2022年1月17日(月)10時〜23日(日) 23時59分(予約受付は12月13日から)
◎会場
東京芸術劇場アトリエウエスト(B1階)
◎トークゲスト
12月11日(土)竹中香子(俳優)
12月12日(日)外岡尚美(青山学院大学教授、アメリカ演劇)
*『国際演劇年鑑2021』には、外岡氏による『Viral Monologues』の紹介が掲載されています。
◎その他企画
上映会では、5作品の上映とトークの他にも、展示等計画中です。次報にご期待ください。
◎チケット発売日 2021年11月16日(火)
*こりっち、電話、メールで受付
*配信チケットはカンフェティチケットセンターで12月13日(月)発売
◎チケット料金
各日 1,500円(配信も同料金)
◎ご予約・お問合せ
国際演劇協会日本センター 平日11時~17時
E-mail: ititicket@gmail.com
Tel: 03-3478-2189
Web予約:CoRich!舞台芸術
*メールでお申し込みの際は件名を「紛争地域から生まれた演劇13申込」として以下5点を明記のうえお送りください。
①氏名・ふりがな ②希望日時 ③人数 ④電話番号 ⑤ititicket@gmail.comから受信可能なメールアドレス
*会期中は090-2942-2060(山田)までお問合せください
第2回<思考の種まき講座>を開催いたします。
今回の講座は、10月に座・高円寺で上演された『男たちの中で』(作=エドワード・ボンド、演出=佐藤信)の関連企画です。
前回のエドワード・ボンドという英国男性作家に対して、今回は關智子さんがサラ・ケインを中心に英国女性作家について講義してくださいます。
ゲストの占部房子さんは、2016年に佐藤信さん演出の、同じエドワード・ボンドの「戦争戯曲集 三部作」に出演されていることから、今回ゲストとしてお招きすることになりました。
ちなみに、占部さんはこれから上映される、濱口竜介監督の『偶然と想像』(第71回ベルリン国際映画祭・銀熊賞〈 (審査員グランプリ〉受賞)にも出演されています。
多くのみなさまのご参加をお待ちしております。
第2回<思考の種まき講座>
「女たちを忘れない~英国の女性劇作家たち」
講師:關智子(AICT会員)
ゲスト:占部房子(女優)
日時:11月21日(日)16:00~18:00
場所:座・高円寺地下3階けいこ場2
参加費:500円(当日清算)
申込み:info@theatre-koenji.jp(お名前、日中の連絡先、人数)
※『男たちの中で』チケット半券をお持ちの方は、「思考の種まき講座」1か2、どちらか1回は無料で参加できます。
新型コロナウイルス蔓延のため控えていた「劇カフェ」再開第二弾を開催します。AICT会員の方々を招き、専門的かつ分かりやすいトーク&レクチャーを繰り広げる親睦と演劇知の交流会です。
今回は石澤秀二さんをお招きします。過去の出来事は今に続く「問い」を含んでいると言われますが、田中千禾夫・澄江夫妻宅に住み込んで演劇人生を始め、91歳になられた今も活躍を続けている石澤さんの70年間に及ぶ戦後演劇の現場体験を、秘話もまじえてお聞きします。お楽しみください。
トーク:石澤秀二(演出・演劇評論家、元AICT会長)
聞き手:山本健一(演劇評論家、前AICT会長)
日時:2021年12月12日(日曜)午後2時半から4時半まで(予定)
会場:座・高円寺 けいこ場2(地下3階)
会費:会員と学生は無料、一般の方は500円。
会場が手狭なため予約を優先します。予約先はaictjapan@gmail.com
石澤さんが後に続く演劇人に語りかけたいと考えていることは、自分の母なる演劇体験としての田中千禾夫世界から始まり、演劇雑誌「新劇」の誕生、岸田國士戯曲賞への名称変更、文学座の分裂と劇団雲の誕生、桐朋学園演劇科の誕生など、ご自身が陰に陽にかかわってきた出来事です。あまり記録されてこなかった内幕のエピソードをまじえて、石澤さん自身も新劇界もどう変容して今に至ったか、じっくりとお聞きしたいと思います。
座・高円寺で10/22(金)から31(日)まで上演されるエドワード・ボンド作『男たちの中で』の関連イベントとして、国際演劇評論家協会(AICT)は以下の講座を行いますので、お知らせします。公演については座・高円寺のホームページもご覧ください。
思考の種まき講座《1 》
10月8日(金)19時~21時
「男たちの中で:シェイクスピアからエドワード・ボンドまで。英国男性劇作家たち」
レクチャー:本橋哲也(AICT会長/東京経済大学教授)
対談:本橋哲也×佐藤信(座・高円寺芸術監督/『男たちの中で』演出)
参加費:500円(当日精算)
お申込み:info@theatre-koenji.jp (お名前、日中の連絡先、人数)
※『男たちの中で』チケット半券をお持ちの方は、「思考の種まき講座」1か2、どちらか1回は無料で参加できます。
思考の種まき講座《2》
11月21日(日)16時~18時
「女たちを忘れない―現代英国における女性劇作家たち」
レクチャー:關智子(早稲田大学他非常勤講師)
参加費:500円(当日精算)
お申込み:info@theatre-koenji.jp (お名前、日中の連絡先、人数)
※『男たちの中で』チケット半券をお持ちの方は、「思考の種まき講座」1か2、どちらか1回は無料で参加できます。
関西支部の劇評誌Act30号のウェブ版が公開されました。
こちらのリンクからご覧ください。
目次
■アイホール(伊丹市立演劇ホール)の用途再検討という問題について
竹田真理 上念省三 須川 渡 西堂行人 岡田蕗子 古後奈緒子 瀬戸 宏
■公演評
わかぎゑふ流大阪近代史としての「人間喜劇」――玉造小劇店配給芝居vol.28『長い長い恋の物語』
□瀧尻浩士
ひとりに――神戸女学院大学音楽学部舞踊専攻『Blood and Steel』『The Last Place』
斉藤綾子『書くとか歩くとか』
□上念省三
異貌の他者と近代のまなざし――世田谷パブリックシアター×東京グローブ座『エレファント・マン THE ELEPHANT MAN』
□ 藤城孝輔
楽曲の真髄に迫る――自由に貪欲に 未知なる高みへ イスラエル・ガルバン『春の祭典』
□ 矢萩智子
タイの政治がワタクシゴトになる芝居――ウィチャヤ・アータマート『父の歌(5月の3日間)』
□ 柏木純子
『Act』30号にあたって(瀬戸 宏)