シアターアーツ50号

シアターアーツ最新50号が発売されました。

特集・年間総括2011
[年間総括座談会]ここから演劇をどう始められるか
高橋豊/嶋田直哉/柾木博行/藤原央登/西堂行人(司会)
[発表]劇評家が選ぶ ベスト舞台・ベストアーティスト
[解説]西堂行人
国際演劇評論家協会(AICT)会員アンケート+定期購読者
[論考]
坂手洋二の二〇一一年 今村 修
三谷幸喜の「大収穫祭」 山口宏子
観客の目から見た第三舞台 林あまり
二〇一一年の演劇賞各賞一覧

 

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演劇批評誌シアターアーツについて

 一般誌をはじめ演劇専門誌でも批評を発表する場が少なくなってきた1994年、批評家自らが発表する場を確保しようとして創刊されたのが、国際演劇評論家協会日本センターの機関誌シアターアーツです。当初は不定期刊行でしたが、現在は年4回発行され、演劇批評の水準の向上につとめつつ若手評論家の育成を続けています。

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act20号目次

act20号目次

●特集 ポストゼロ年代演劇と東日本大震災
鼎談 山崎彬×きたまり×杉原邦生
●クロスレビュー KIKIKIKIKIKI『ぼく』
中西理
高田ひとし
●劇評
伊藤寧美 ニットキャップシアター『ピラカタ・ノート』
市川明  劇団大阪『フォルモサ!』
藤原央登 時間堂『廃墟』
●書評
瀬戸宏 山下教介『ドキュメント タカラヅカいじめ裁判』
●時評
星野明彦 こちら側の文楽-互いに歩み寄るためには

*全文は http://act-kansai.net/

*19号以前は http://wwwsoc.nii.ac.jp/aict/myweb1_010.htm

 

シアターアーツ賞 原稿募集

シアタークリティックナウ2011「創作現場を支える──翻訳者とドラマトゥルクの使命」開催のお知らせ
 明治期の西洋演劇の移入から、戯曲はもとより演出、美術など、 さまざまな要素を海外から持ち込んだ日本の演劇界。だが一方でベ ンヤミンがエッセイ「翻訳家の使命」で書いたように、翻訳という 作業は常に不可能性をはらんでいる。そして、今また欧米の演劇界 から持ち込まれようとしているドラマトゥルクという職能。今年の AICT 受賞作2作をもとに、翻訳とドラマトゥルクが創作現場にもた らす可能性を探る。
国際演劇評論家協会(AICT)日本センターでは、毎年「シアター・クリティック・ナウ」と題して、AICT演劇評論賞の授賞式と関連イベントを行っております。ティック・ナウ」と題して、AICT演劇評論賞の授賞式と関連イベントを行っております。今年のAICT演劇評論賞は、「ギリシャ劇大全」山形治江(論創社)、「ドラマトゥルク—舞台芸術を進化/深化させる者」平田 栄一朗(三元社)の二作品が選ばれ、また特別賞として、「劇作家ハロルド・ピンター」喜志哲雄(研究社)、「19世紀アメリカのポピュラー・シアター─国民的アイデンティティの形成」斎藤偕子(論創社)の二作品が選ばれました。
今年の「シアタークリティックナウ」では、山形治江氏、平田 栄一朗氏のほか、松岡和子氏、新野守広氏にも参加いただき、レクチャー、シンポジウムを開催いたします。
日時:7月31日(日)17:00(開場16:30)
会場:座・高円寺2F カフェ・アンリ・ファーブル
http://www.cafe-fabre.net/
第1部 AICT演劇評論賞 授賞式 & 記念シンポジウム「 創作現場を支える──翻訳者とドラマトゥルクの使命」
◯平田 栄一朗「ドラマトゥルクの使命」
◯山形治江×松岡和子×新野守広(司会)シンポジウム「 翻訳者の使命」
料金:1,000円(当日受付精算)
※シアターアーツ定期購読者は無料(先着30名まで、要予約)
第2部 パーティー 20時?
料金:3,000円(当日受付精算、要予約)
※立食形式のパーティです。カジュアルな雰囲気ですのでお気軽にご参加ください。
AICT演劇評論賞
『ギリシャ劇大全』山形治江(論創社)
やまがた・はるえ 1959 年生まれ。日本大
学教授。翻訳家。著書に『ギリシャ悲劇』(朝日新聞社)他。訳書にソフォクレス作『オイディプス王』『エレクトラ』(劇書房)、エウリピデス作『メディア』『オレステス』(れんか書房新社)。2003年度湯浅芳子(翻訳)賞受賞。
『ドラマトゥルク—舞台芸術を進化/深化させる者』平田 栄一朗(三元社)
ひらた・えいいちろう 1969 年生まれ。ドイツ演劇・演劇学。慶應義塾大学文学部准教授。主な著訳書『Theater in Japan』(共編著)、『ホストドラマ演劇』(共訳)、『パフォーマンスの美学』(共訳)。
AICT演劇評論賞 特別賞
『劇作家ハロルド・ピンター』喜志哲雄(研究社)
きし・てつお 1935 年生まれ。京都大学名誉教授。英米演劇専攻。著書に『喜劇の手法』『ミュージカルが《最高》であった頃』『シェイクスピアのたくらみ』(第14回AICT演劇評論賞)、訳書に『ハロルド・ピンター全集12012-03-30 05:46:05″

シアターアーツ最新51号発売

AICT会長、金潤哲氏のメッセージ(野田学訳)
親愛なる日本の友人の皆様
日本における地震と津波の災害報道をテレビで拝見し、心を痛めております。また日本の皆様が多大なる勇気と自制をもって災害にたちむかっていらっしゃる姿に感動しております。日本人は立派な国民です。お慰めの言葉もありません。
しかしながらこの災害によって被害を被られた方々の痛み・悲しみ・辛さ、そしてご無事であった方々やご家族がご無事であった方々の喜びと安堵をともにしておりますことをお伝えしたく存じます。
日本の国民の皆様が一刻も早くこの惨劇より回復され、お力落としなく日常を回復されますことをお祈り申し上げます。私ならびに国際演劇評論家協会の同僚全員、この度の自然災害と闘われている皆様を支援致したく存じますとともに、お見舞いを申し上げます。どうかこの私たちの気持ちを日本センターの方々全員にお伝えいただければと存じます。
金潤哲

シアター・クリティック・ナウ2012
【シンポジウム】震災と演劇

AICT(国際演劇評論家協会)国際シンポジウム・オン・アジア『国際共同制作と批評の役割』
AICT International Symposium on Asia“International Collaboration and the Role of Criticism”

多様性に富むアジアを舞台芸術を軸に捉えてみる時、「国際共同制作」という作業を通して考えることが有効ではないか。国境が消滅し、情報は越境し、身体もまた移動する。その一方で、国家間の格差が生まれ、ローカリティは希薄になり、画一化が進む。身体行為はこうした現象を批評できるだろうか。アジア各地で独自に行われている「実験」的な作業、とりわけ国家間を超えた共同作業に注目したい。アジア諸国を中心に世界各地から評論家を招き、具体的な作品・創作の実践の中から現在の舞台芸術の可能性を探る。(使用言語:日英、通訳あり)

11月21日(日) 会場:あうるすぽっと・会議室B(3階)
09:30 – 12:30
講演:「韓国の現代演劇」金潤哲(韓国芸術総合学校演劇院教授、AICT会長)
シンポジウム:「日本・韓国国際共同制作『焼肉ドラゴン』(鄭義信 作)をめぐって」
司会:西堂行人 パネリスト:鄭義信、金潤哲、金享起(順天郷大学教授、韓国AICT会長)

14:00 – 15:50
シンポジウム:「東南アジアの現代演劇と演劇交流の可能性」(映像紹介あり)
司会:立木2012-09-23 02:20:55″

シアター・クリティック・ナウ2010「脱出せよ! 日本演劇」開催

シアター・クリティック・ナウ‘09

【記念講演】シェイクスピアと観客反応——喜志哲雄
【シンポジウム】土方巽とその時代——稲田奈緒美、麿赤兒、扇田昭彦、高橋豊

 AICT(国際演劇評論家協会)日本センターでは、毎年、新進気鋭の優れた演劇評論に「シアターアーツ賞」を、最も優れた演劇書を対象に「AICT 演劇評論賞」を贈呈しています。2009年度の「AICT 演劇評論賞」には、長年シェイクスピア研究に貢献し、顕著な業績を示されてきた喜志哲雄氏の著書『シェイクスピアのたくらみ』(岩波新書)と、気鋭の研究者、稲田奈緒美氏の著書『土方巽 絶後の身体』(NHK出版)が選ばれました。これを記念して恒例となった「シアター・クリティック・ナウ」を開催致します。喜志哲雄氏が語るシェイクスピアの新たな魅力と時代の文脈のなかから浮上する土方巽像。貴重な機会です。是非、ご参加ください。

第一部 授賞式 
第14 回AICT 演劇評論賞受賞作
 喜志哲雄『シェイクスピアのたくらみ』(岩波新書)
 稲田奈緒美『土方巽 絶後の身体』(NHK出版)
第13 回シアターアーツ賞授賞式
 (2009 年度シアターアーツ賞は授賞該当作なし)

第二部
(1)記念講演:「シェイクスピアと観客反応」 
 ——喜志哲雄(京都大学名誉教授、英米演劇専攻。AICT 演劇評論賞受賞作『シェイクスピアのたくらみ』) 

(2)シンポジウム:「土方巽とその時代」 
  <パネリスト>
 ——稲田奈緒美(舞踊評論家・AICT 演劇評論賞受賞作『土方巽 絶後の身体』)
 ——麿赤兒(舞踏家・大駱駝艦主宰)
 ——扇田昭彦(演劇評論家)
 ——高橋豊(演劇評論家)
 ——立木2010-07-01 02:23:26″

act18号目次

●巻頭言
喜志哲雄 劇評家の仕事(2)
●クロス劇評『KEBAB』
岡田祥子 故郷喪失 自壊する若者たち
岡田蕗子 にっぽんの「サラリーマン難民」ヘ ドイツからの思考訓練のお誘い
●時評・発言
中西理 大竹野正典氏の早すぎる死を悼む
●劇評
星野明彦 真っ当な不条理と演出家の死 兵庫県立ピッコロ劇団実験劇場off off vol.2『動物園物語』
藤原央登 「らしい」と「らしくない」の狭間で 青年団国際交流プロジェクト『鳥の飛ぶ高さ』
大手理絵 他にすがるものもなく〜鈴江戯曲の中の「共依存」〜演劇ユニット昼の月『顔を見ないと忘れる』
神崎舞  詩情あふれる世界への旅 日加共同制作『TRAIN』
●関西ダンス時評
古後奈緒子 コンテンポラリーダンスの成熟を想像してみる(2)
関係の場としての劇場
ArtTheater dB 神戸柿落としダンス公演「trip2009-07-01 02:10:57″

新国立劇場の自省と再生を願う演劇人の声明

新国立劇場の自省と再生を願う演劇人の声明

 新国立劇場の演劇部門次期芸術監督の選考について、私たちは二度にわたって(2008年7月14日、7月22日)声明を発表し、その選定プロセスに疑問を投げかけてきました。新国立劇場運営財団は、守秘義務を理由に明確な回答を避けてきましたが、本年5月7日付で財団ウェブサイトに発表された「平成20年度第3回理事会における決定」という告知は、この問題を曖昧にしたまま幕引きをはかろうとする財団の姿勢を示すものとして見過ごすことはできません。
 告知によれば、今年3月24日に開かれた第3回理事会では、次期芸術監督の選考委員(演劇部門)でもある理事から「昨年5月の選考委員会は自由な議論の下に適正なプロセスで行われ、最終的に満場一致で次期芸術監督予定者を選出した」との報告がなされ、「同選考に関しては、今後理事会で再議しないことが圧倒的多数で確認されました」とのことですが、これは「鵜山仁現芸術監督に続投の意思がない」という事実に反する情報を執行部から提示された上での選考だったと複数の選考委員が証言したことに対しての反証とはなり得ていません。また、この理事会直後に小田島雄志理事が辞任を表明し、続いて永井愛理事が辞任届を送付したという異例の事態は、2 人の演劇関係理事の執行部・理事会への深い不信と失望を表すものだと考えます。

 芸術監督をどのような議論のもとに選ぶのかということは、新国立劇場がどのような未来を目指すのかという選択とも重なるはずです。「理事長・執行部の望む人を選ばせるために情報操作をしていいのか」「現芸術監督再任の可否について、芸術面での評価が示されず、『コミュニケーションがとりにくい』ことが理由とされていいのか」等々、私たちが声明や記者会見で投げかけた疑問は、「理事長・執行部の恣意的な運営を是とするのか」、それとも「芸術家を尊重し、開かれた議論の展開される劇場を是とするのか」という問いかけでもありました。
 これに対して、理事長・執行部から未だに具体的な説明や反論がなされない以上、私たちは、理事長と執行部が、説明もできず、反論もできないのだと結論づけざるを得ません。それを黙認する理事会も著しく自己検証能力に欠けることは明らかであり、このような執行部・理事会に新国立劇場の未来を託すことに、私たちは大きな不安を感じます。

 財団の5月7日付告知は「参考」として、ある理事の意見を引用しています。「演劇は公のお金で支援されるものですが、それを得る努力は演劇人の側がしなければならない」「芸術監督は進んで官僚を味方につけるべき」というその主旨は、2001年に公布・施行された「文化芸術振興基本法」の理念に逆行するものではないでしょうか。
「文化芸術振興基本法」は、文化芸術が人間に多くの恵沢をもたらすものとして、その振興に基本理念を定め、文化芸術活動を行う者の自主性、創造性が十分に尊重され、その地位の向上がはかられ、その能力が十分に発揮されるように考慮されなければならないと総則に明記しています。新国立劇場の発足時に、まだ同法は制定されていませんでしたが、公益財団法人への移行を予定する新国立劇場運営財団は、それに伴う定款、内部規程の見直しを迫られています。この機会に、財団は同法の理念を定款、内部規程に反映させ、また、より透明性の高い組織として運営の改善をはかるべきです。

 特に、新国立劇場の根幹を成す芸術監督制度には、さらに検討が加えられるべきでしょう。その任期、その権限、その選考方法などについて、財団は芸術家、識者と広く意見交換を行い、共に考察を深めるべき時を迎えているのではないでしょうか。
 私たちは、新国立劇場運営財団が、次期芸術監督予定者選定にあたって事実をねじ曲げ、情報操作したことと、今回のような事態を招いたその後の対応を、許すことはできません。あらためて、新国立劇場運営財団に対して、釈明と謝罪を要求します。
新国立劇場が自省、再生できる組織であることを私たちは切に願っています。

2009年6月19日

賛同連名(6月18日現在)
井上ひさし 大笹吉雄 木村光一 ケラリーノ・サンドロヴィッチ 鴻上尚史 坂手洋二 篠原久美子 島次郎 扇田昭彦 永井愛 西堂行人 蜷川幸雄 ペーター・ゲスナー 別役実 マキノノゾミ 松岡和子 松本修 横内謙介 流山児祥 渡辺えり
日本劇作家協会 日本演出者協会 国際演劇評論家協会日本センター

act14号目次

●巻頭言
出口逸平 すきまの愉しみ
●劇評
藤原央登 壁ノ花団『悪霊』一妖女の悪霊-
柳井愛一 座敷童子が見えてしまった時-空の駅舎『太陽風』-
太田耕人 一本のペンの魔法-M、0.P.『エンジェル・アイズ』再見-
●関西ダンス時評
中西理 KHOK1K1KIKI『おめでとう』
●時評・発言
粟田イ尚右 『662』の金字塔-「大阪労演」の奇跡と終焉──
永田靖 劇団「くるみ座」のこと,
権藤芳一 十三夜会のこと
●海外演劇時評
市川明 密陽の熱い嵐-密陽国際演劇祭に参加して──
瀬戸宏 北京で観た野戦之月海筆子『変幻痂殼城』
編集後記

 

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